8月2日 トライアスロン国体講座

終了いたしました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

猪谷先生の講演内容を少しご紹介します。

2020年のオリンピック・パラリンピックの招致活動とその成功のキーとなったチーム力の大切さについて。
また、審査員の心を掴んだ片足を失った陸上選手、佐藤真海さんの言葉をご紹介されました。

「失ったものより、持っているもののほうがはるかに大事である」
「震災で苦しむ人々にスポーツを通して笑顔が戻り、スポーツの持つ力を実感した」

猪谷先生の半生と選手・学生生活をとおして学んだこと。
「子供の持つ能力を一時も早く見抜き、その能力を伸ばすための環境づくりをする」ことが大切。
猪谷先生のご両親はまさにこれを実行された。
学生時代は勉強をしながらトレーニングをした。
ー腕立て伏せをしながら教科書を読む
ー空気椅子で読書
ー右利きなので左を鍛えるために何でも左手で行う など

オリンピックとは
オリンピックの理念など、オリンピックとは何なのか、何を目的としているのか、など競技にのみ注目されがちなオリンピックの真の意義をご説明くださいました。
ぜひJOCのこちらのページに目を通してみてください。
http://www.joc.or.jp/olympism/education/

猪谷先生はスポーツ界だけでなくビジネスの世界でも成功されています。
ライバルと同じことをしても勝てない、ゼロベース思考(経験からこれは出来ない、などと決めつけず、新しいことに挑戦する)、などビジネスにおいても参考となるお話をしてくださいました。

これからのスポーツ界を牽引していくリーダーの育成、多言語を理解する必要性、国際社会で臆せず発言できるようにならなければいけない、など次の世代へのメッセージを頂きました。

猪谷先生、貴重なお話をありがとうございました。

 

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猪谷千春先生 プロフィール

スキー(アルペン)日本人として初のメダル獲得
1952年 オスロ 11位
1956年 コルチナ・ダンペッツォ 銀メダル
1960年 スコーバレー
1997年 『栄光へのシュプール 猪谷千春物語』

”昭和31年の冬季オリンピック大会で銀メダリストに輝いた天才スキーヤー、猪谷千春の半生を、感動的なエピソードを重ねて描いた長編伝記アニメーション。幼い頃から父にスキーの基本を教え込まれた千春。小学生になり競技会に出場しては抜群の成績を収めていた彼は、いつしかオリンピック出場を夢見るようになっていた。しかし、昭和20年に戦争が終わり敗戦国の日本は国際大会に参加できず、千春は自分を見つめ直すため両親のもとを離れていく。”

2005年 国際オリンピック委員会(IOC)副会長に。
2011年 IOC名誉委員に。

 

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