ガイド
☆トライアスロンとは
トライアスロンは、鉄人レースと言われたり、過酷なスポーツのイメージが強いですが、泳ぐ、自転車に乗る、走る、という誰でも1度は経験したことのある運動ではないでしょうか。
主なレース | スイム | バイク | ラン |
スプリント | 0.75K | 20K | 5K |
オリンピック | 1.5K | 40K | 10K |
アイアンマン70.3 | 1.9K | 90K | 21K |
アイアンマン | 3.8K | 180K | 42.2K |
宮古島 | 3K | 155K | 42.2K |
また、健康やダイエットなどのため、スポーツクラブに通っている方は、知らないうちにトライアスロンを行っているかもしれません。プールでスイム、エアロバイク、トレッドミルでランニングをしていたら、それはインドアトライアスロンですね。
☆トライアスロンの魅力
- スイム、バイク、ランと3種目
⇒3種目習得するには時間が必要、練習もレースも大変なだけ、やり遂げた時の達成感が格別
⇒全く違った運動を3つ行うので、からだをバランスよく鍛えられる
⇒単一種目だと運動による関節、筋肉へのストレスが1か所に集中し、故障のリスクも心配だが、トライアスロンは3種目のため、故障のリスクも分散できる
⇒万一故障しても、残りの種目で練習が継続可能なことがある
⇒3種目で飽きることなく、楽しく長く続けられる
- 技術、体力、そして精神力が大切
- 3種目を連続して行う長時間の競技
⇒ペース配分と補給(水分とエネルギー)も戦略の1つ
- アウトドアスポーツの醍醐味
⇒海の波や川の流れを感じながら泳いだり、強い向かい風に向かって果敢にバイクを漕いだり、急にスコールのような雨に降られながら走ったり…。いろいろな自然条件を受け入れ、平常心をもって競技することも、面白さの1つ。
- 大会で新しい仲間との出会い
⇒レース後にパーティが開かれる大会もあります。地元料理が味わえたり、選手歓迎のイベントなどで、選手同士が交流したり、盛り上がります。
☆トライアスロンに必要なもの
3種目あるので、最初にそろえるときはお金がかかります。
最近は初心者用スターターセットなども販売されています。
スイム | バイク | ラン | その他 |
スイムウェア (トライスーツ) |
バイク (ボトルゲージ、ドリンクボトル、パンク修理キット、DHバーなど) |
ランシューズ (ゴムひも) |
ワセリン (肌すれ予防) |
スイムキャップ | バイクシューズ | キャップ | 日焼け止め |
ゴーグル | ヘルメット | 補給食、サプリメントなど | |
ウエットスーツ | サングラス | ゼッケンベルト | |
グローブ | アームカバー、ゲイター |
バイクは安全に走行する為、定期的に点検、整備が必要になります。
☆トレーニング場所
平日の夜の練習などには、スポーツクラブ(一人でも比較的安全に練習ができます)がおすすめです。初心者の方も、練習しやすいでしょう。
⇒プールでスイム練習。クラブのマスターズ練習会に参加するのもよいでしょう。
⇒トレーニングジムにて、エアロバイクとトレッドミルを利用して、デュアスロン形式で、効率よく練習ができます。
[バイク練習]
- ロングライド、ミドルライド、ショートライド、平坦コース、山岳コース、周回コース
⇒筑波山周辺の峠道(不動峠、風返し峠、湯袋峠、板敷峠、道祖神峠など)
⇒石岡市フルーツライン周辺
⇒小貝川、利根川などのサイクリングロード
⇒霞が浦1周コース、北浦周辺
⇒自宅にてローラー台練習(固定ローラー台、3本ローラー台)
[ランニング練習]
- 自宅近くに何コースか、ランコースを作っておくとよいでしょう。
⇒比較的信号の少ないところ、だいたいの距離も測っておければ、走るペースもわかりやすくなります。
⇒平坦コース、アップダウンコース、距離もいろいろバリエーションあると、楽しく走れ練習も効果的にできます。
⇒筑波山周辺の山。トレイルランは、脚筋力や心肺機能が鍛えらとても有効です。山の装備や知識を持ち、安全に注意が必要です。
⇒400Mトラックで、ペース走やインターバル練習は、中・上級者が実施されると、競技力向上に役立つでしょう。スピード練習は、からだへの負担も大きくなるので、故障に注意が必要です。
☆トレーニングのやり方
[スケジュールをたてる]
- 自分のスイム、バイク、ランの競技力(泳力、走力)を知る
- 出場大会、目標を設定する
- 目標タイムを設定する
- トレーニング計画をたてる
- トレーニングの実践
- コンディショニング、栄養食事、レース前調整
- レース出場
[スイム]
- プールでの練習がメイン
- トライアスロンはオープンウォーター(海や湖)が多く、波や流れでおよぎにくいことがある。また、隣同士ぶつかり合い、前後左右囲まれて、混雑の中およぐこともある(バトルといわれる)。どんな状況でも、あわてずに余裕もって泳げるようになりましょう。
- 水の抵抗の少ない、安定したフォームを身につけよう。
- 長い距離を楽に泳げるようになろう。
[バイク]
- 基本的なバイクの扱い方、乗り方(ペダリング、ハンドリング、ブレーキング、ギアチェンジなど)、パンク修理は、安全にのるため必須です。バイクを購入したお店で教えてもらいましょう。
- 一般道路を走行するときは、ベテランの人たちと数人で練習しましょう。
- まずは、バイクに慣れることが大切。少しずつ走る距離を増やしていきましょう。
- 出場する大会の距離を、余裕を持って走り切れる体力をつけましょう。
- 強度の高い練習、ペダリングの技術練習には、ローラー台を活用すると有効です。
[ラン]
- 歩くことから始め、歩きの中に少しずつランニングを入れていきましよう。少しずつ走る時間を増やしていきましょう。
⇒LSDゆっくり長く走ります。
⇒ペース走(1K、5K、10K、30Kなど、一定の強度を保ち、またはレースペースで走る)
⇒インターバル走(比較的短い距離をスピードを上げて走り、ジョグを間に入れながら数本繰り返す)
⇒トレイルラン
[クロストレーニング]
- バイク→ランを連続して行う。
⇒種目の変化に体を慣らしていく
⇒レースのシュミレーション(スピード感)、実戦練習。
[トランジッション]
- 一連の流れを体験しておく、イメージトレーニングも有効。
スイム→バイク(ウエットッスーツの着脱、バイクシューズ、ヘルメットの着用、バイク乗車など) - バイク→ラン(バイク降車、シューズの履き替え、ヘルメット着脱など)
[レース中の補給対策]
レースの距離、競技時間によって、必要な水分(電解質)、エネルギー(糖質)がかわってきます。個人差もあります。事前の練習で、自分の必要量を把握しておくことがたいせつです。補給を間違うと、レース中気持ち悪くなったり(脱水症状、低血糖)、真夏のレースでは、熱中症にかかることもあるので、個人に合った補給スタイルをつくることをおすすめします。
[その他]
- トレーニングの一環で、マラソン大会に出場することも、実戦練習としてとても有効です。
<県内の主な大会>
1月 勝田マラソン
2月 守谷ハーフマラソン
3月 古河はなももマラソン
4月 かすみがうらマラソン
11月 つくばマラソン